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純米源酒「ありがとう」​2016ヴィンテージの誕生​芋「日本酒は新酒に限る」から「新しい世界へ」

  • 命のもとにありがとう
  • 2024年9月8日
  • 読了時間: 3分

2012年木村秋則式自然栽培の米を吉野川の水と微生物の力で純米原酒ありがとうは生まれた。

湿潤温暖な四季がある日本。日本酒は今まで夏を乗り切ることができなかった。味が落ちたり、カビがついたり…でも、米を高く買い上げ、日本の田んぼを守るため、安売りは絶対しない。心に決めた。日本酒でもヨーロッパのワインのようなヴィンテージはできるはずだ。私たちの挑戦は始まった。2015年のことだ。冷蔵何度なら発酵が止まるか。・・・5度C 以下。じゃあコストはかかってもやってみよう!・・・そして、今年「2016年産ありがとう」1.4トンを厳選し、ヴィンテージに。ロスもあり、出来上がった2016ヴィンテージ純米ありがとう無濾過、1500本。期待以上の出来栄えに感動。微生物さんありがとう!!

 青い国四国の吉野川は源流を高温多雨、標高1,900mの四国山地(高知・愛媛・徳島)の支流から肥沃な土を運び平野を作っています。下流82kmは、日本で唯一東西に標高差80mで緩やかに流れ、日照時間が長く農林水産業には最適の地域です。


私達吉野川に生きる会会員は、この流域で「奇跡のリンゴの木村秋則式自然栽培(無農薬・無肥料・無除草剤)菌ちゃん力」農業をしています。お米は2,000年以上前から日本民族の食糧・経済・文化の基盤です。米中心の日本食、その保存方法として発酵食品日本酒、焼酎などの酒類・酢・味噌・醤油などの加工産業が生まれました。

また、米作りのための田圃は日本列島を温暖多湿四季を持つ気候にし、地球上でも希な生物多様性が保たれてきました。

 その米が輸入小麦に取って代わられ、衰退しています。そこで、農家と田圃を守るため、米の保存・付加価値UPに、また“菌ちゃん力”を借りよう。

 2012年自然栽培の米の命を活かすため、徳島県一の酒通酒ソムリエ大坂佳史氏(おおさかや酒店々主)の助言で、純米酒づくりがスタートしました。 旧吉野川流域の本家松浦酒造。江戸時代から200余年酒造り一筋の老舗、自家杜氏松浦正治氏と相談、精米度60%、山廃仕込み(山卸廃止酛)無濾過酒に挑戦。悠久の歴史で育まれた固有の麹菌と酒母で新たな命を吹き込むことになった。 「蒸し上がった米は堅くて山廃は米がつぶれにくく、溶けないのでは、と心配しましたが、できあがってみれば酒粕が少なく、濃潤で香り高く、度数も高くよいお酒ができました」「自然栽培米は菌が育ちやすいので、こんなどっしりした甘くて辛い奥深い濃潤なお酒ができたのかなあ」と杜氏さん。笑顔で語ってくれました。

 この酒は、何も加えず、薄めず、無濾過の原酒で商品化することにしました。 冷やしてグラスで頂くと、芳醇で果実酒にも似たほのかな香りと濃酵な甘み、そして適度な辛さ・・・・。 ボディのしっかりした味わいが魚介料理、肉料理にも追随。料理の味を引き立て、

 すっきりした日本酒に驚かれるはずです。

 それが、「純米原酒 ありがとう」

 それから10年、ヴィンテージの誕生につながりました。





 
 
 

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